自閉症スペクトラムは想像力が欠如している訳ではありません。個性豊かな想像力の持ち主です

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長男は3歳で自閉症スペクトラムの診断を受けました。

 

自閉症スペクトラムの特徴に「想像力の欠如」という事がありますが、果たしてそうなのでしょうか?!

 

一概に自閉症スペクトラム=想像力の欠如と言えない面も見えてきます。

想像力があるかないかで考えれば、自閉症スペクトラスでも逆に想像力が豊かな方はたくさんおられます。

 

 

長男は想像力がとても豊かです

実際に長男の想像力に驚かされる事がたくさんあります。

 

例えば空を飛ぶ絵本を読めば、実際に空を飛んでいる空想をして、どこまで空が広がっているのか気になるようです。

 

そして、雲の中を突き抜けその上をいけばどうなるか?

 

親とどこまでも問答が続きます。

 

空の向こうは宇宙であり、宇宙の果てはどうなっているのか??

親でも答えられない質問に真剣になって考えています。

 

また「ちか100かいだてのいえ」を読んだら、地価の世界に想像を膨らませます。

 

自分なら地下にどんなものを作ろうか?

地下の生活はどんなに素敵なのか??

 

地下を掘り続けたらどうなってしまうのかどんどん想像が膨らんでいくようでした。

 

そして弟と一緒に秘密基地を作ってしまう始末です。

(家に中の一角に作ったかわいらしい秘密基地ですが…)

 

 

相手の気持ちを考えたりするのは苦手です

さてそんな想像力が豊かな長男ですが、人の細かい感情を読み解いたり、空気をよんだりするのは苦手みたいです。

 

おそらくこの部分を切り取って”自閉症スペクトラムの特徴”として想像力の欠如があげられるのでしょうね。

 

親が注意して怒っているのに平然としていたり、気に掛ける様子もない事があります。

だいたい、そういう時は何かに集中しているか自分の世界に浸っている時なんだと思います。

 

また学校でもクラスがなんとなく片づけをはじめても、その事に気付かずに一人で遊び続けたり、空気を読むのが苦手です。

 

自分の経験を日常に応用する事も苦手と言えます。

これは自閉症スペクトラムの同一性保持の特徴に繋がってくるかと思います。

 

なるべく同じ物を触っていたいし、同じ場所にいたいというこだわりになります。

決まった順番でなかったり、いつもと同じルートでなければ不安に感じたり、行動や習慣へのこだわりが強いと言えるでしょう。

 

 

独自の想像力を活かす

社会的に許容されない事は療育やまわりの協力を得ながら対応していく必要があります。

 

 

しかしながら、自分の世界に浸り独自の想像力を発揮する場合は、認め伸ばしていってあげましょう。

 

その想像力は人によって全く違います。

 

音楽に才能を発揮する人もいれば、絵画で独特の世界を描く人もいます。

また特定の物に対して興味が広がり誰よりも詳しい知識をつける可能性もあります。

 

他人に意見に影響されず、自分の考えが貫けるので技術者や経営者として大成する可能性もあるのです。

 

 

超一流と言われている技術者や経営者は癖が強い事も多いようです。

 

 

人の顔色を伺い八方美人な経営者より、無遠慮で無骨な経営者の方が成功する可能性は高いと言えましょう。

 

かのスティーブンジョブズも人としては相当、癖が強かったようでまわりのスタッフは翻弄されていたようです。

それでも彼の類まれな想像力はこの世にiPhoneという画期的なスマホを生み出したのです。

 

私はジョブズが他人の顔を伺い、他人の意見を取り入れる八方美人な経営者ならきっとこの世にiPhoneは生まれていなかったと思います。

 

例をあげればきりがないくらいに、芸術家や技術者や経営者は偏った想像力を発揮しています。

 

 

最低限のルールはパターンとして覚えていく

自閉症スペクトラムの方にとってはきめ細かなコミュニケーションは苦手となりますし、人の顔色を伺ったりする事が苦手になります。

 

しかし、社会で必要とされるコミュニケーション能力は最低限だけ身に着ければ、あとは個性の範疇でなんとかなります。

 

実際にビジネスの場でも自閉症の特徴が活かされる場面をたくさん見てきました。

 

融通性が効かない方がいい場合もあります。

 

経理の仕事や会計の仕事はきちっと数字にこだわり数字を合わせていく必要があります。

金融機関などでは、決められたマニュアル通りに作業をこなしていかないと、あとで大きな問題が発生する場合もあります。

 

お客様の顔色を気にせず、きちんと作業手順に従ってできる事は大きなメリットとなります。

 

私なんかすぐお客様の顔色を伺い、お客様の話に聞き入り過ぎて、振り回された結果、逆にトラブルになってしまう場合が過去にありました。

 

またチームとして上司に怒鳴られた事がありました。

 

それはそれは大目玉の雷で、私は大変なショックを受けましたね。

 

落ち込んで鬱状態になって仕事が手につかないでいる私の隣で、平然として冷静に仕事を続けている同僚を見て羨ましくて仕方なかったですね。

 

 

成長の芽を摘まないように気をつけよう

自閉症スペクトラムの独特の想像力は、結局は個性なのです。

 

ただ個性が強すぎたり、こだわりが強すぎて問題となる場合があります。

 

そういった問題に対しては小さいうちから医療機関や療育施設などと連携していき、いかに社会に対応できるようにしていくかが重要になってきます。

 

伸ばせるところはどんどん伸ばしていってあげる事で、最低限のルールを守る事のできる想像力豊かに成長していってくれます。

 

なおすところはなおす、伸ばすところはしっかり伸ばす。

そのメリハリをつけていく事で自閉症スペクトラム特有の特徴である想像力の欠如は、逆にメリットとして社会で活かしていく事ができるようになるのです。

 

子供の未来は無限です。

 

親の常識を押し付けたり、親の考えで子供の想像力を消してしまうなんてとんでもない事です。

 

長男は恐竜が大好きですが「恐竜の絵本ばっかり見て」と注意したのはよくなかったですね。

 

反省です…。

 

子供と一緒に恐竜の世界に浸ってどんどん想像力を伸ばしていってあげるべきでした。

 

 

今では社会的に許容できないところはしっかりと注意していますが、他人に迷惑をかけない限りはある程度自由にさせてあげています。

 

長男は私から見れば興味の持ち方にとても偏りがあります。

でも、それが個性であり、長男が幸せに感じている人時なのです。

そんな長男の想像力を押しつぶしたくはありません。

 

多少、人とずれていても、人の道を外していない限りは伸び伸びと育てていきたいと思います。

 

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